本日のトピックス

11月上旬に受付スタート!
中小企業省力化投資補助金(一般型)第4回公募の事例について解説

皆さんこんにちわ!
守口市や門真市等、北河内エリアや京阪沿線で「話しやすい」がモットーの税理士の井口です。

人手不足の深刻化や生産性向上が喫緊の課題となっている中小企業等の皆様にとって、業務効率化や自動化を図る省力化投資は不可欠な戦略といえます。この重要な取り組みを強力に後押しする「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の第4回公募が、いよいよ11月上旬に受付開始予定となりました。本補助金は、個別の現場や事業内容に合わせた設備導入やシステム構築など、多様な省力化投資を支援するものです。

今回のブログでは、当補助金のイメージを具体化するために実際の取組事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

製造業の取組事例

◎導入前の課題

ある食品製造業では製品の検品および箱詰め作業を手作業で行っており、ヒューマンエラーによる不良品の見逃しリスクや作業負荷の大きさが課題となっていました。特に繁忙期には長時間労働が常態化し、人件費の増大も懸念材料となっていました。

◎導入設備

この企業が導入したのは、AI機能による不良箇所自動検出システムを備えた外観検査装置と連携した、自動箱詰めロボットシステムです。製造ラインの最終工程に設置して、製品の品質チェックから梱包までを一貫して自動化しました。

◎導入後の効果

これらの設備導入により、検品精度の飛躍的な向上とそれに伴う不良品流出リスクの低減を実現することができました。また、これまで検品・箱詰めに従事していた人員を別の生産工程へ再配置可能になり、全体的な生産能力の底上げと約30%の省人化効果をもたらしました。

▼詳細は以下のリンクをご確認ください。

(中小企業省力化投資補助金)
https://shoryokuka.smrj.go.jp/

卸売業・小売業の取組事例

◎導入前の課題

卸売業を営むある企業では、広大な倉庫内での商品のピッキング作業に多くの時間を費やし、従業員の肉体的負担も大きい状況でした。特に、多品種少量出荷が増える中で誤出荷の発生リスクも高まっており、顧客満足度の維持が経営課題となっていました。

◎導入設備

課題解決のため、同社は自動倉庫システムと連携可能な無人搬送車を導入しました。これにより、ピッキングリストに基づき自動的に商品棚を所定の場所に搬送し、作業者はその場で確認・仕分けを行う仕組みを構築しました。

◎導入後の効果

自動化により、作業者の移動時間が大幅に削減され、ピッキング効率は導入前と比較して約40%向上しました。加えて、システムによる正確なロケーション管理が可能になったことで、誤出荷率がほぼゼロに近づき顧客からの信頼向上にもつながりました。

中小企業省力化投資補助金(一般型)は、業種を問わず具体的な経営課題の解決に直結する省力化投資を強力に後押しする非常に有効な施策です。AI、ロボット、IoTなどを活用した取り組みは、生産性の向上やコスト削減さらには従業員の働きがい向上にも寄与します。

最後に

この機会を逃さぬよう、申請に必要なGビズIDの取得を含めた準備を速やかに進め、自社の持続的成長に向けた一歩を踏み出してはいかがでしょうか。補助金の申請にはルールの把握が不可欠となりますので、まずは下記問い合わせ先までご相談ください。

各種ご案内

◎金融庁が後押しする新制度「事業性評価」新しい融資評価方法が来年スタート!
https://youtu.be/cTN0YxbLXVA
(経営革新等支援機関推進協議会:再生時間 8分25秒)

◎令和7年度予算要求から読み解く最新補助金トレンドと今できる準備
https://youtu.be/EXV2cW9359s
(経営革新等支援機関推進協議会:再生時間 12分24秒)

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